レーシック 後遺症

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後遺症5:リグレッション

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リグレッションとは、「戻り、後退」という意味の通り、治ったはずの近視が元の状態に戻ってしまうという症状です。

レーシック手術は、レーザーを照射するため角膜上部を必ず切除します。
このとき切る部位が重要で、通常のレーシック手術では「角膜実質層」、ラセックやエピレーシックといった手術では「角膜上皮」を切ることになります。

両者の最大の違いは、角膜実質層は再生能力がないのに対し、角膜上皮は再生してしまうことです。
ひざを擦りむくとその痕がケロイド状に盛り上がるように、再生能力のある角膜上皮はレーザーで削られることにより、再生して以前より厚くなってしまう場合があります。

そうなると角膜が厚くなることによってまた近視の状態に逆戻りとなってしまいます。

この後遺症は、通常のレーシック手術で起こることはそう多くないですが、下手な医者に当たると発症してしまう可能性もあります。
手術を受ける場合は、検査、手術をきちんとしてくれるところを選びましょう。